ネッツトヨタ山陽の大事な柱。整備だけではないサービスエンジニアのやりがいとは

ピンク

written by ダシマス編集部

岡山県に複数の店舗を構えるネッツトヨタ山陽株式会社は、新車・中古車販売から車検・点検、中古車買取りなどを手がけるトヨタ自動車のディーラーのひとつです。

今回インタビューに応じてくれたのは、ネッツトヨタ山陽・岡南(こうなん)店でサービスエンジニアの役割を担う南葉優作(なんば ゆうさく)さん。入社5年目の現在、エンジニアリーダーとしても奮闘する南葉さんの仕事内容ややりがい、働いている環境など現場のリアルを伺いました。

サービスエンジニア・リーダー:南葉 優作(なんば ゆうさく)さん

サービスエンジニア・リーダー:南葉 優作(なんば ゆうさく)さん

1996年岡山県生まれ。国家1級自動車整備士課程の専門学校を卒業後、ネッツトヨタ山陽株式会社に入社。自動車検査員資格を取得し、2023年5月より岡南店エンジニアリーダーとして活躍中。先輩社員から信頼され、後輩から頼られる存在。愛車はAE86とジムニー。根っからのクルマ好き。

取材:大久保 崇

取材:大久保 崇

『ダシマス』ディレクター。2020年10月フリーランスのライターとして独立。2023年1月に法人化し合同会社たかしおを設立。“社会を変えうる事業を加速させ、世の中に貢献する”をミッションとし、採用広報やサービス導入事例など、企業の記事コンテンツの制作を支援する。猫ファーストな人生。歩くこと、食べることが好き。

執筆:山本 麻友香

執筆:山本 麻友香

元ハウスメーカー勤務の実績やブログ執筆経験を活かし、フリーランスライターとして活動中。2017年生まれの1人息子がいる母でもある。好きなことは、スポーツをすること、見ること、食べること、寝ること。

「同期には負けない」常に向上心を持って取り組んでいる仕事への想い

 

――南葉さんはどのような経緯でネッツトヨタ山陽に入社されたのでしょうか。

趣味で車のオイル交換などを行う父の後ろ姿を見て育った影響もあってか、幼い頃からずっと車が好きだったんです。高校卒業後は神戸にあるトヨタの4年制の専門学校に行き、その後ネッツトヨタ山陽に就職しました。専門学校がトヨタだったことと、元々トヨタの車が好きだったこともあり、就職の際は岡山県内のトヨタ系ディーラーでひと通り説明を聞きました。

 

――その中でも、ネッツトヨタ山陽に入社した決め手は何だったのでしょうか。

人事の方が話しやすくて、親しみを持てたというのが大きかったですね。企業説明でも真面目な説明だけではなく、わざわざ近くまで来て肩をたたいて話しかけてくれたり、同じ目線での他愛もない会話からいろいろと教えてくれたりしました。

 

――それは緊張もほぐれますね。就職して現在5年目とのことですが、今はどのような仕事を担当されていますか。

日によって違うのですが、半年点検や1年点検、車検や車検を通すための完成検査、時にはエンジンを降ろすなどの大がかりな作業を行うこともあります。基本的には毎日、朝から夕方までみっちり予定が入っている状態が多いです。

また、今年度からはエンジニアのリーダーも任されているため、作業をしながら合間で仕事を割り振ったり、後輩と一緒に点検に入って教えたりもしています。

 

――やはりリーダーになってから仕事のやり方は大きく変わりましたか。

リーダーになる前からも、自主的に今と同じような働き方をしていたので実業務としてはそこまで変わっていません。あえて変わったことを挙げるなら、責任感など気持ち的な面での変化があったというところです。

 

――そんな南葉さんが仕事をする上で大事にしていることはありますか。

入社した頃から、「同期には負けない」と思って仕事をしていました。常に先輩を見て、自分のレベルを確保する。とにかく向上心は強かったです(笑)。

 

――同期に負けないよう、具体的にはどんなことに取り組んでいたのでしょうか。

最初に意識していたのは技術です。ある程度、技術的な早さや正確さが身についてきたら、次は仕事の回し方や工程管理、後輩への指示の出し方などを先輩から見て学んでいきました。常に周りの同期や先輩はどんなところができているのか、自分はどのくらいできているか確認しながら仕事をしていましたね。

2、3年目くらいの段階では、周りが今どういう作業をしているか、どのくらいの時間がかかっているかを気にしながら仕事ができるようになりました。先輩たちの仕事ぶりを見ているうちに、自然とできるようになっていったという感じです。

 

みんなで助け合って協力しつつ仕事をする環境が各々の成長につながる

――実際に現場で働いていて感じる、ネッツトヨタ山陽ならではの特徴は何でしょうか。

風通しが良く、従業員の声が反映されやすい職場だということです。

ネッツトヨタ山陽は創業から約40年ではありますが、岡山の中で年数は若い方なので、他社に比べるとまだまだ社員数は少ないと思います。人数が少ないからこそ、風通しが良く話しやすい環境が醸成されていて、従業員からの声もしっかり反映されて改善につながる。そこがネッツトヨタ山陽ならではの特徴だと感じています。

 

――話しやすい環境は働きやすい環境とも言えそうですね。実際、車検や点検など、現場はどのように回っているのでしょうか。

岡南店では、基本的に全ての仕事を皆で協力しながら行っています。点検が早く終わったら時間がかかっている人のところを手伝う、予定よりも遅れそうなところがあったらヘルプに入って補う、と言ったように、協力体制ができているんです。

個人が黙々と作業をし続けるということはあまりなく、お互いをフォローし合いながら仕事をすることが多いですね。

あと後輩に対しては、作業の合間に様子を見て進捗状況やレベルを確認し、次のステップへ進ませるようにしています。新しいことに取りかかれば戸惑うこともありますが、そこもきちんと気にかけてフォローするよう意識しています。

 

――後輩の指導をきちんとされているのですね。

そうですね。先輩や上司がしっかり教えるという風土も根付いているので。

例えば「全社員先生化」という考え方があり、新人に入社2年目の人が教える(もっとも年次の近い先輩が指導する)という仕組みがあります。入ったばかりで何も分からないという新人に対して、もっとも立場が近い人が寄り添う。そうすれば新人も相談がしやすいし、2年目の人も後輩に「教える」ことで自身の成長にもつながります。

こうした関係性が、ずっと続いていくんです。常に誰かの先生であり続けるので、特定の指導係だけに任せるのではなく、誰もが後輩を指導することが当たり前になる良い仕組みだと感じています。

 

――きちんと指導し、技術をシェアしていく体制ができていると。

はい。例えば、複数人で作業を行う車検や点検でやり方を聞かれたら「こういうやり方もあるから、自分で一回試してみて。そして自分が今やっているやり方と比べてみて、自分で良い方を選んでいけばいい」と教えます。お互いに知っている知識や技術を自分の中だけに留めず、当たり前のように共有しています。

 

整備だけではない。お客様との対話がやりがいにつながる

 

――働かれている中で、仕事のやりがいや面白さはどういったところに感じてらっしゃいますか。

ネッツトヨタでは整備士はサービスエンジニアと呼ばれ、サービスエンジニアが、お客様の受付から作業のお引き渡しまで担当します。お客様と対話をしながら整備をするので、直接お客様のお声が聞ける。お客様からのリアルな反応に毎日触れながら仕事ができるところにやりがいを感じています。

 

――まさにサービス業的な接客とエンジニアとが組み合わさったサービスエンジニアということですね。反対に難しいと感じる部分はありますか。

やりがいでもある反面、一番難しいのもお客様対応です。会話をする中でお客様の想いや温度感をくみ取るのは簡単ではなく、求められている対応ができているか、要望に応えられる整備ができているのかは常に考えながら対応しています。

あとは、電気や水素など、車にも新しい技術がどんどん採用されていくので、ついていくために日々勉強していくのも大変といえば大変かもしれません。でも新しいことを学ぶのは楽しいので、辛いと感じたことはないですね。

 

――やりがいとの表裏一体ですね。

そうですね。結局、一番やりがいを感じるところが一番難しいんです。

とはいえ、整備をしている者が直接お客様に対して説明をする、気になっていることを聞くということはお客様にとっても安心感があると思っています。整備士とお客様の間に仲介役として営業さんが入るという会社も多いと思うのですが、サービスエンジニアが直接お話をすることでお客様からの信頼感につながるのかなと。だから整備の技術を磨くのと同じくらい、接客も大事にしています。

 

元気でやる気があれば大丈夫。充実したバックアップ体制

――一緒に働いている人は、どんな人が多いのでしょうか。

楽しい方、個性のある方が多いと思います(笑)。周りにいる整備士の仲間は自分と同じで車好きな人が多くて、普段から車の話をしたり、休日にツーリングに行ったりすることもあります。

 

――そうした関係性があるから仕事でもいい連携ができるのですね。南葉さんは一緒に働くとしたら、どんな人と働きたいですか。

しっかり向上心を持ちながら元気に取り組んでくれる人と一緒に働きたいですね。経験があるに越したことはないですが、仕事に対してやる気があって、お客様、人と話すことが好きだという人なら誰でもウェルカムです(笑)。車好きでなくてもまったく問題ないし、モチベーションさえあればきっと何を教えても伸びていくと思うので。

 

――貴社には未経験の方でも安心して働けるサポート体制はありますか。

検定を取る前に月に数回トレーニングルームと呼ばれる部屋に集まって指導してもらえたり、みんなで集まって教え合う環境があったりと、検定や資格を取る際のバックアップ体制が整っています。技術的なことが中々身につけられないということになっても、指導者ができるようになるまで寄り添って教えてくれるので安心できるはずです。

 

――最後に、読者に向けて一言お願いします。

ネッツトヨタ山陽は家族のような会社で、年齢が離れていても仲良く働いているのが良い所です。自分らしくやりがいを持って働ける職場だと自信をもっておすすめできます。

アットホームな職場で楽しく働きたい人は、ぜひ気軽にご連絡ください!

 

ネッツトヨタ山陽の詳細・採用情報はこちらから

◆HP https://www.netz-sanyo.jp/

◆求人情報 https://www.netz-sanyo.jp/recruit/

 

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